2021年6月28日放送

高規格救急自動車 配置

青笹町の総合防災センターで先週金曜日(25日)高規格救急自動車の配置式が行われました。この日、新たに更新されたのは高規格救急自動車1台のほか自動心マッサージ器や除細動器などの高度救命処置用資機材です。初めに、本田市長から遠野消防署の奥寺勝署長に配置書と鍵のレプリカが手渡されました。本田市長は、「しっかりと配備された機能を生かしながら市民の安心・安全、命と健康に向き合っていただくようお願いします」とあいさつしました。現在、遠野市では、10年前の平成23年から年間1000件を越える救急件数があり、去年は1145件と20年前のおよそ2倍に増加しています。そうした中、現在運用中の救急車の走行距離が20万キロメートルと老朽化が進んでいることや、高度救命処置用資機材も15年以上経過していることから、消防力の強化や機動力の充実を図ろうと整備されたということです。式のあとには、救急隊員が心肺蘇生や気道確保などの救急を想定した訓練を行いました。遠野消防署によりますと、ことしに入ってから市内の救急件数は548件あったということです。遠野消防署では、高齢者の救急搬送が増えているとし、寒暖差による体調不良や気温が上がるこれからの季節熱中症などに注意を呼びかけています。

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