2021年6月25日放送

交通死亡事故を受け現場点検

今月、市内で起きた交通死亡事故の現場で、きのう(24日・木曜日)、関係者が集まって事故状況などの点検を行いました。今月8日(火曜日)午後11時30分ごろ、宮守町下鱒沢の国道107号で市内ではことし初めての交通死亡事故が発生しました。遠野警察署によりますと、普通乗用自動車が国道107号を綾織町方面から花巻市方面に向かって進行中、対向車線を超えて道路からはみ出し電柱に衝突したということです。事故当時、路面は乾燥していたということですが、この場所は緩やかなカーブが続く区間となっており、事故の原因については現在調査中ということです。きのうは、遠野警察署のほか、岩手県や遠野市から関係者が集まり、事故状況の確認が行われました。集まった人たちからは、同じような事故が起きないために新たな反射材の設置を検討するなど意見が出されていました。この後、現場付近の交差点で交通安全を呼びかける啓発活動が行われました。参加者たちは1件でも交通事故を減らそうと「携帯電話運転中禁止」などが書かれたパネルを持ちドライバーに注意を呼びかけました。また、遠野警察署の署員はライトの早め点灯や反射材の着用などが書かれた「3ライト運動」のチラシを配り安全運転を呼びかけていました。遠野警察署によりますと、ことしに入ってからの県内の人身事故は716件、遠野市内では9件発生しているということです。また、このうち午後6時から翌朝4時までの夜間に発生した人身事故は県内で133件、遠野市内では2件ということです。

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