2021年6月1日放送

市長記者懇談会

市長記者懇談会がきょうとぴあ庁舎で開かれ、今年度の一般会計補正予算案などについて発表がありました。本田市長は、6月市議会定例会に提出する今年度の一般会計補正予算案について、歳入歳出にそれぞれ4億5065万2000円を追加し、総額を179億3738万4000円とすると発表しました。主な内訳として、宮守町と穀町の市営住宅の敷地や通路などの整備に係る事業費として1億1600万円。新型コロナウイルス感染症対策に係る事業費では、中小企業の雇用支援などの経済対策事業に1億1010万円、消毒作業の補助を行うスクール・サポート・スタッフの配置といった予防対策事業におよそ2613万円となっています。また、新型コロナウイルス感染症対策に係る市の取り組みについて、65歳以上の高齢者のワクチン接種日程の前倒しに対応するため、新型コロナワクチン接種対策室の担当職員を追加配置したと発表しました。本田市長は「円滑なワクチン接種を実施するため体制を強化した。事故・トラブルの無いよう接種業務にあたっていきたい」と話していました。このほか、「こども本の森遠野」のロゴやキャラクターなどについても発表がありました。本田市長は「こども本の森遠野」のロゴとキャラクターが完成したと発表しました。このうち、ロゴは「みんなで育てる『本の森』」をコンセプトに風通しのよい、開かれた空間をイメージしたデザインになっていますまた、カッパ淵や佐々木喜善など遠野の文化をモチーフにした7体のキャラクターについては、市内の小学生から愛称を募集し、オープニングセレモニーで発表するということです。なお、オープニングセレモニーは来月25日に行われ、当日は郷土芸能の披露のほか、建築家・安藤忠雄さんと子どもたちの対話などが予定されています。このほか、ゴールデンウィーク期間の観光施設への入込なども発表されました。このうち、遠野さくら祭り期間中の入込は4193人で、コロナ前の令和元年度に比べおよそ60%の減となったということです。また4月29日から5月5日までの主要観光施設の入込は、およそ6万1000人と前年度に比べおよそ4万7000人増えたものの、コロナ前の令和元年度に比べておよそ47%の減となったということです。本田市長は「コロナの影響を考えると仕方がない数字ではないか。それでも、多くの関係者ががんばっていたと感じた」と話していました。このほか、今年度の里山フェスタが来週土曜日に開催されることや、東京2020オリンピック聖火リレーが遠野市で今月18日に実施されることなどについても発表がありました。

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