2021年5月27日放送

遠野市椎茸振興共進会

遠野市椎茸振興共進会がきのうあえりあ遠野で開かれ、干しシイタケの審査などが行われました。この共進会は、シイタケの産地銘柄の確立や生産技術などの向上を目的に、44年前から開かれていましたが、去年は新型コロナウイルス感染症の影響を受け休会となり、ことしは2年ぶりの開催となりました。きのうは、初めに干しシイタケの審査会が開かれ、今回は、「どんこ」や「こうしん」など5つの銘柄の部門に市内から36点が出品されました。審査員は大きさ・色合いがそろっているかや、カサの亀裂の入り方などを手に取って確認していました。審査のあとには、講演会が開かれ、講師を務めた岩手県林業技術センターの皆川拓さんは、「シイタケの原木は傷が無いほどシイタケが生える状態のホダ化率が上がり、結果的に収量も上がる」という調査結果を報告しました。そして最後に各部門の審査の結果、優秀賞・優良賞・奨励賞がそれぞれ発表されました。審査員を務めた岩手県林業技術センターの成松眞樹さんは、「ことしは乾燥する日が多く収穫が難しい中36点の出品はすごいことです。適期に収穫することで収量を更に上げてほしい」と講評していました。なお、審査会に出品されたシイタケは、あす(28日・金曜日)から来月6月4日金曜日まで市役所本庁舎1階多目的市民ホールに展示されるということです。

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