2021年4月30日放送

「瀬ざっこ」シーズンイン

遠野の風物詩の一つ、「瀬ざっこ」がシーズンを迎えています。シーズン入りとなった先週の土曜日(24日)、小烏瀬川と猿ヶ石川の合流地点では、ことしも、漁を楽しみに集まった人たちが瀬づくりに汗を流していました。「瀬ざっこ」は、ウグイの産卵期にあわせて川に瀬をつくり産卵に集まったウグイを投網で捕る漁です。遠野では昔、川魚が重要なたんぱく源だったことから、盛んに行われてきました。近年では、漁の様子を見られるのが10カ所ほどとなり取り組む人の数も減っていますが、伝統を守っていこうと若手を育成する活動が見られています。安部時雄さんは、市内で長年、漁を行ってきた一人で、経験で得た知識や感覚をもとに漁の魅力を若手に伝えています。捕れたウグイは、塩焼きにして食べたり焼いて干したあと出汁として使ったりすると美味しいということです。「瀬ざっこ」について詳しくは、上猿ヶ石川漁業協同組合までお願いします。なお、漁のシーズンは6月6日までとなっています。

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