2021年4月30日放送

ざしきわらし祈願祭

附馬牛町大出の早池峯神社できのう(29日・木曜日)、ざしきわらし祈願祭が執り行われました。早池峯神社では、年に1度の祈願祭で幸運をもたらすと言われる座敷わらしに見立てた女の子の人形を希望者に授けていて、これまでに北海道から沖縄までの希望者に300体以上の人形を授けたといいます。今から33年前の昭和63年から始まったこの祈願祭は、ことし、新型コロナウイルス感染症予防対策のため参列者を総代と市内に住む人のみとする中、神様から人形に新しい魂を込める神事が執り行われました。神事では、5体の新しい人形とお里帰りしたおよそ50体の人形を前に佐々木まゆみ宮司が祝詞を奏上した後、最後に持ち主がそれぞれ玉串を捧げて清めると人形が持ち主のもとに返されていました。また、拝殿で地元の大出早池峰神楽が披露されると、人形の持ち主たちは、優雅に舞う神楽に見入りながら幸運を祈っている様子でした。なお、早池峯神社によりますと、幸運をもたらすと言われる座敷わらしに見立てた女の子の人形は、今、希望すると順番が来るまでに5年ほど待つということです。

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