2021年4月23日放送

市長記者懇談会

4月の市長記者懇談会がきょう(23日・金曜日)市役所本庁舎で開かれ、市の新型コロナウイルス感染症対策などについて発表がありました。本田市長は、今週月曜日・19日から始まった65歳以上の高齢者のワクチン接種の予約について、19日から3日間でおよそ1100件の集団接種の予約を受け付けたと説明しました。集団接種の予約について、総合福祉センターでは、4月27日から5月26日までがおおむね埋まっており、宮守体育館は5月15日がおおむね埋まっているということです。また、予約のキャンセルなどによりワクチンが余った場合に同意が得られている高齢者や周辺施設での接種など有効活用できるよう準備を進めているということです。本田市長は、「コールセンターに電話がつながりにくいといった状況もあったが、今後はトラブルや混乱が無いようしっかり対応していきたい」と話していました。このほか、ことしの市内の主要イベントについて、感染症予防対策を徹底した上で対応していくと説明しました。このうち、来週29日(木曜日)からの大型連休期間は、遠野さくら祭りのステージイベントや南部神社の例大祭のほか、市内観光施設での体験イベントなどが予定されています。このほか、ものづくり振興に係る設備投資の見通しなどについても発表がありました。本田市長は、ことしの市内のものづくり振興に関わる設備投資についておよそ100億円程度の設備投資が展開される見込みと発表しました。市内民間企業の設備投資として土地の取得や工場の増設などにおよそ60億円の見込み、市の公共投資としてケーブルテレビFTTH化整備事業におよそ33億円の見込みとなっています。また、道の駅遠野風の丘のリニューアル整備のためすでに、およそ7億円が執行されています。本田市長は、「民間企業の勢いが市の経済・産業の振興につながっていくのではないか」と話していました。また、昨年度・令和2年度、遠野市におよそ1億8178万円の寄付金が寄せられたと発表がありました。なお、寄付金は、こども本の森遠野の運営や重要文化財千葉家住宅の整備、新型コロナウイルス感染症対策などに使われるということです。また、「遠野市史叢書2遠野南部家御用留書嘉永年間(上)」が発刊されたことについても発表がありました。これは、遠野南部家の盛岡屋敷で記録された公用日誌の一部を活字に直したもので、遠野市立博物館で販売しているほか電話受付による郵送販売にも対応しているということです。

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