2021年4月8日放送

「春の全国交通安全運動」「春の地域安全運動」出発式

春の全国交通安全運動と春の地域安全運動の出発式がおととい(6日・火曜日)あえりあ遠野で行われました。新型コロナウイルス感染症予防対策として、手指消毒・検温などが取られ例年よりも出席人数を減らした中、関係機関・関係団体からおよそ60人が合同出発式に出席しました。春の全国交通安全運動と春の地域安全運動は、今週火曜日(6日)から来週、15日木曜日までの10日間実施されます。ことしの春の全国交通安全運動は、子どもと高齢者を始めとする歩行者の安全の確保や自転車の安全利用の推進など、3つが運動の重点に掲げてられています。また、春の地域安全運動では子どもと女性の安全確保特殊詐欺の被害防止などの3つが運動の重点に掲げられています。出発式では、初めに、遠野市交通安全対策協議会と遠野市防犯協会連合会の会長を務める本田市長が、「交通事故・犯罪が無い安心安全の遠野にするため一丸となって取り組みましょう」とあいさつしました。このあと、遠野警察署の足利信弘署長が、出席者に日頃の協力や支援に感謝した後、岩手県内や遠野市内の治安情勢と交通情勢について触れました。それによると、岩手県内の特殊詐欺や窃盗などの刑法犯認知件数は減少しているものの、岩手県が全国でワースト上位となっている無施錠による犯罪被害が多く、凶悪犯罪につながりかねない可能性があること。また、死亡事故については、高齢者の割合が多いことや新年度を迎えこれからの季節歩行者・自転車での外出が増え、車との接触事故が増加する可能性を懸念し、積極的に啓発活動を実施する考えを示しました。続いて、新入学児童への贈呈品の披露として、代表の2人に学童帽子やクリップライトなどの交通・防犯啓発物品が各関係団体から手渡されていました。このあと、講話が行われ遠野警察署の刑事・生活安全課から岩手県内・遠野市内で発生した犯罪の事例、予防対策の紹介があり、出席者たちは交通安全も含めた地域の安全に理解を深めた様子でした。式の最後には、遠野市交通指導隊の小水内秀一隊長が代表の決意表明をしました。なお、運動期間中は、関係機関・団体が連携を図りながら交通安全街頭指導や鍵かけの啓発活動などに取り組むということです。

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