2021年3月29日放送

岩手南部森林管理署森林鉄道など資料を市に貸与

遠野早池峰ふるさと学校の展示物として遠野の森林鉄道附馬牛軌道などの資料がきょう(29日・月曜日)遠野市に貸し出されました。とぴあ庁舎を訪れたのは、岩手南部森林管理署遠野支署の野木宏祐支署長など3人です。11年前の、平成22年6月に開校した遠野早池峰ふるさと学校は、その3年前、閉校となった附馬牛町の大出小中学校を活用し、遠野市における都市・農村交流の拠点施設として活用されてきました。その後、2年間閉校していましたが、来月24日から新たなコンセプトで再開することになっています。そうした中、校舎の見学のほか附馬牛の森林・林業などの歴史をはじめとした地域の魅力を知ってもらう第1ステップとして、森林鉄道資料を展示することが決まっています。遠野市に貸し出されたのは、およそ90年前の昭和4年から昭和35年ごろまで運行した森林鉄道附馬牛軌道と、附馬牛町にも大きな被害を及ぼしたアイオン台風の資料およそ130点です。受け取った本田市長は、「歴史の証人と言える森林鉄道の資料を貸与していただきありがとうございます。歴史的・文化的な遠野という存在感をアプローチする資料としてしっかり活用します」と、お礼の言葉を述べました。なお、貸し出された資料は、遠野早池峰ふるさと学校で春・夏・秋それぞれの季節に合わせ展示するということです。

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