2021年3月29日放送

市長記者懇談会

3月の市長記者懇談会がきょう市役所本庁舎で開かれ、市の新型コロナウイルス感染症対策に係る取り組みなどについて発表がありました。本田市長は、先週木曜日に市内で新型コロナウイルス感染症の患者が確認されたことについて触れたあと、ワクチン接種の実施体制などについて説明しました。ワクチン接種は、個別接種会場8カ所と集団接種会場2カ所で実施することとなっており、開設期間は4月下旬から8月上旬の予定となっています。これに伴い、予約・相談コールセンターを来月9日から運用開始するということです。なお、優先接種となる65歳以上の高齢者への接種券・予診券の発送と予約開始は4月中旬、接種開始は4月下旬を予定しています。このうち、クラスター発生リスクの高い高齢者施設入所者には、初回到着分のワクチンを活用し、4月中旬から接種できるよう調整しているということです。また、主要イベントの対応方針についても説明があり、このうち、ことしの遠野さくら祭りは、来月17日から5月5日まで開催するということです。期間中は、鍋倉公園の夜桜ライトアップや南部神社の例大祭などが予定されていますが、南部氏遠野入部行列は新型コロナウイルス感染拡大防止のため実施しないということです。このほか、支え合う小さな拠点による地域づくりなどについても発表がありました。本田市長は、市民協働の市政運営への転換を図るため、それぞれ新たな運営に移行すると発表しました。地区センターの指定管理者制度導入について、すでに導入されている土淵地区センターを除いた全地区センターで4月1日から指定管理・業務委託による地域運営が始まります。また、新年度は、来年4月1日の行政区・消防団の再編に向けて、事務事業の調整なども行うとしています。市では、地域づくり応援室の体制強化や地域と行政のパイプ役となる地域担当職員制度を創設するなど、新たな支援策を講じるということです。本田市長は、「地域住民・市民との新たなパートナーシップを構築していきたい」と述べていました。このほか、来月1日付けの市の定期人事異動について、後期基本計画の着実な推進と緊急的な課題に取り組む体制を整備したと発表がありました。異動の特徴として、地域医療連携の推進体制の強化や地域経営改革実行体制の強化などがあげられています。なお、4月1日付けで5人が採用予定となっていて、職員数は332人となる見込みです。このほか、遠野早池峰ふるさと学校が来月24日から再開するなど、主要行事・お知らせについても発表がありました。

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