2021年3月5日放送

手前味噌づくり

千葉家の活用を考える会による手前味噌づくりが、先週火曜日(2月23日)綾織地区センターで行われました。重文千葉家の活用を考える会では、地域の活性化に向けて綾織町の重要文化財・千葉家住宅の家財道具を活用したイベントや学習会などを開いています。この中で、資料や記録を参考にした伝統的な料理づくりにも取り組んでおり、味噌を作った記録が千葉家に残っていたことから、考える会のメンバーが味噌づくりに挑戦しました。初めに、煮た大豆を袋に入れ、足で踏んで潰します。また、千葉家に残っていた「半切」と呼ばれる底の浅い桶も使われ、集まった人たちは、かつて千葉家の人も同じように使っていたのかと思いを馳せながら、粒が残らないようしっかりと足踏みをしていました。そして、ペースト状になった大豆に塩と麹を加えてよく混ぜた後、中に空気が入らないよう保存容器に投げ入れて仕込みは完了です。なお、仕込んだ味噌は、千葉家の石蔵で1年ほど寝かせたあと、参加者で分け合うということです。

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