2021年3月2日放送

ポリテクセンター岩手遠野実習場最後の修了式

住宅の構造部材の加工や組み立てなどの技術を習得するポリテクセンター岩手の修了式が、先週(26日・金曜日)行われ、去年9月に入所した11人が修了証書を受け取りました。ポリテクセンター岩手では東日本大震災被災地域の離職者や被災された人などの再就職を図ろうと、10年前の平成23年8月から震災復興訓練としての技能訓練を木工団地内で行っています。この日(26日・金曜日)は、去年9月に入所した37期生の修了式が行われ、「住宅建築施工科」の11人が修了証書を受け取りました。この震災復興訓練は、これまでであわせて371人が受講していて、受講者のおよそ55%は沿岸被災地域の人たちで、自らの生活再建と地域の復興に貢献しようと訓練に取り組んできたということです。ポリテクセンター岩手の須江芳行支部長は、「震災復興訓練として地域の復興に資する人材の育成を行ってきた。これからはそれぞれの地域で頑張っていただきたい」と話していました。なお、ポリテクセンター岩手遠野実習場は、震災から10年を迎える今月をもって花巻実習場へ統合されるということです。

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