2021年2月23日放送

健康福祉の里運営審議会

今年度3回目となる遠野健康福祉の里の運営審議会が、先週木曜日(18日)健康福祉の里で開かれ、来年度の運営方針や地域福祉計画案などについて審議されました。この運営審議会は、健康福祉の里の福祉と健康づくりの施策に関する事項について調査・審議するための市の諮問機関で、保健や医療などに関する団体や機関の25人が委員を務めています。初めに、今年度の健康福祉の里の事業経過が報告され、続いて、来月策定予定の遠野市障がい者プラン2021について説明されました。遠野市障がい者プランは、障がい者施策の総合的な推進を図るため、市の「障がい者計画」「障がい福祉計画」「障がい児福祉計画」を一体的に策定するもので、遠野市障がい者プラン2021の計画期間は、来年度・令和3年度から3年間となっています。このうち、第5期遠野市障がい者計画案は、「福祉で夢のあるまちづくり」を目標に、障がい・障がい者に対する理解促進に向けた啓発活動やユニバーサルデザインによるまちづくりの推進などが盛り込まれています。なお、これらの計画は、来月開催予定の自立支援協議会の代表者会議の承認を経て策定されるということです。このあと、来年度の健康福祉の里の運営方針など5つの議案について審議され、すべて原案のとおり承認されました。このうち、来年度から5カ年で取り組む第4期遠野市地域福祉計画案では、市の小さな拠点による地域づくりに伴い、「新たな地域支え合い」に取り組むとしています。この取り組みの一つとして、市内6つの介護事業所に委託している在宅介護支援センターの相談員が各地区センターを拠点に活動できるよう調整を進めていくということです。このほか、来年度から令和5年度までの3年間を計画期間とする遠野ハートフルプラン2021については、複合・複雑化した支援ニーズに対応する包括的な支援体制を整備するため、重層的支援体制整備事業として「相談支援」「参加支援」「地域づくりに向けた支援」を来年度から一体的に実施するとしています。

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