2021年2月16日放送

こども本の森 遠野を語る会

ことし7月にオープン予定の「こども本の森遠野を語る会」が先週(13日・土曜日)、市役所本庁舎で開かれました。こども本の森遠野は、建築家・安藤忠雄さんが遠野市に提案した子ども向けの本の施設で、安藤さんが設計・建築し、建築費用の大部分を安藤忠雄建築研究所が負担し完成後、市に贈られることになっています。先週土曜日の語る会は、こども本の森遠野について市民の理解を深める場にしようと去年1月から活動してきたこども本の森構想ワーキンググループの広報チームが開きました。語る会では、これまでの経緯や今後の進みなどについてワーキンググループから説明があったほかこども本の森遠野を育てていくためにどのようにしていったらいいのか意見交換が行われました。語る会は、ネット配信も行われ、会場に集まった人と合わせおよそ100人が参加し、意見や質問が多く出ました。その中で図書館との違いについては、こども本の森遠野では、図書館のように本の貸し出しは行われないもののその場所で本を楽しむことやワークショップの開催、絵本づくりなど子どもから大人までいろいろと活動ができる場であること。そして、すべての大人が子どもに戻れる空間であると位置付けられています。また、こども本の森遠野は、市が運営し本の管理や受付などそれぞれの業務については委託していくことについての説明もありました。こども本の森構想ワーキンググループ広報チームでは、語る会で出た意見を整理するとともにこども本の森遠野を育てていくためのよりよい形を模索していきたいとしています。

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