2021年2月11日放送

菊池市・遠野市リモート交流会

遠野市の友好都市・熊本県菊池市とのリモート交流会が先週(4日・木曜日)、市役所本庁舎で開かれました。遠野市は、23年前の平成10年に菊池市と友好都市となり、お互いの文化やまちづくりを学び交流を深めてきました。しかし、今年度は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、菊池市との市民派遣による相互交流事業が中止となってしまいました。この日のリモート交流会は、コロナ禍の中でもこれまで培ってきた交流を途切れさせることなくさらに絆を深めていこうと、遠野市の呼びかけで実施されました。菊池市と遠野市の2つの会場をオンラインで繋いで開かれた交流会では、初めに遠野菊池の会の菊池民彌会長が「画面越しではありますが、菊池市のみなさんと顔を合わせて交流できることをうれしく思います」とあいさつしました。続いて、菊池都市間交流の会の東裕教会長が「直接、遠野を訪れ、みなさんと交流をしたかったのですが、この交流会で菊池市の良さ、遠野市の良さを伝えあい、今後も交流が続いていくことを期待しています」とあいさつしました。この後、菊池と遠野、両市の新型コロナウイルス感染症の状況について、意見交換が行われました。菊池市の東会長は、感染者数について熊本県では、先週4日時点で3367人確認され、そのうち、菊池市では、45人の感染が確認されていることを話したうえで、遠野市との交流事業のほか、宮崎県西米良村との交流事業も中止となり、新型コロナウイルス感染症の影響を受けている現状を伝えていました。一方、遠野物語ファンタジー制作委員会の委員長で、遠野ときめら会の菅原伴耕さんは、菊池市のみなさんに遠野物語ファンタジーをぜひ直接、見に来てほしかったという思いを伝えたうえで、コロナ禍の中でも会場の収容人数を例年の半分以下とし入場を無料にするなど感染予防対策をしっかり取りながら現在、今月20日と21日の公演へ向けて、準備を進めていることを説明していました。また、交流会では、お互いの市の特産品の紹介もあり、菊池からは、「きくちピクルス」や「旭志のもろみポークカレー」など遠野からは、「明がらす」や「ぶどう飴」といった銘菓が、それぞれ紹介されていました。菊池市と遠野市をオンラインで繋いで開かれた交流会。両市の代表者が来年度の交流事業実施に向けてそれぞれ思いを伝え合い、この日の交流会は終了となりました。なお、遠野市では、友好都市・宮崎県西米良村とのリモート交流会を来月3月中旬に実施するということです。

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