2021年2月9日放送

GIGAスクールへ向けて準備始まる

国のGIGAスクール構想に基づいた学習用端末の準備が、遠野市内でも進められています。GIGAスクール構想は、児童生徒の1人1台端末や通信ネットワークを一体的に整備することで、教育ICT環境の実現を目指す国の取り組みです。遠野市では、新型コロナウイルス感染症対策の一環として、ICTを活用した学習環境の早期実現を図るため、今年度から学習用端末の整備を進めています。市によりますと、学習用端末として市内すべての小中学校にタブレット型ノートパソコンが整備されることになっていて、台数は2100台となっています。端末は、教科書に載っているQRコードを読み取り関連する教材を見るといった使い方のほか、オンライン授業での活用も検討しているということです。通信ネットワーク環境については、国の補助金を活用して高速大容量のネットワークを整備するほか、教室や運動場などにWi-Fi環境を整備するということです。また、市独自の取り組みとして、遠野テレビの光ファイバーケーブルを活用し、市役所と学校を接続してネットワークを構築、情報の一元管理を図るということです。きょうは、遠野小学校で端末の設定などが行われ、細川昭子校長は、「魅力のある教材になると思っている。楽しく、わかりやすい授業になるよう有効に使っていきたい」と期待を寄せていました。なお、端末は、今週金曜日(12日)までに市内すべての小中学校に配備される予定で、来月1日からの使用に向けて準備を進めていくということです。

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