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2021年1月25日放送

遠野文化遺産セッション

市内の文化遺産について理解を深める遠野文化遺産セッションが、先週金曜日市民センターで開かれました。遠野文化遺産セッションは、来年度から地区センターが指定管理となるなど新しい地域づくりが始まるのを前に、市内文化財の保全や活用について地域の人に伝えようと遠野市が初めて開催しました。初めに、今年度、新たに遠野遺産に認定された「遠野物語ファンタジー」と「鱒沢獅子踊り」、そして、追加認定された「山口の水車小屋とこんびり」に認定証が交付されました。続いて、遠野遺産認定調査委員会の委員長を務める広田純一さんが、「これからの地域づくりと文化遺産」をテーマに講演しました。広田さんは、「地域の自然や歴史、文化の魅力を引き出す地域のストーリーは、切り取り方次第でおもしろくなる」と話し、どのようにストーリーを作ればいいのかを説明しました。このほか、市の学芸員による遠野遺産の説明や、国の重要文化的景観に選ばれている土淵山口集落の取り組みについても報告がありました。また、会場の外では、重要文化財・千葉家住宅の保存修理工事の紹介や遠野遺産パンフレットなども展示され、訪れた人たちは、遠野に残る文化やその活用方法について理解を深めている様子でした。

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