2021年1月22日放送

遠野市環境審議会市長に答申

遠野市環境審議会がきのう(21日・木曜日)開かれ、来年度・令和3年度から始まる第4次遠野市環境基本計画について答申しました。市では、遠野型環境調和社会の実現に向け、環境の保全および創造についての基本理念を定めた「ふるさと遠野の環境を守り育てる基本条例」を16年前の平成17年10月に制定しました。そして、各施策や関連する計画を環境の視点から整合性を図り、具体化していくための基本計画として、平成18年3月に「遠野市環境基本計画」を策定しました。この計画期間は5年間となっていて「第3次遠野市環境基本計画」が今年度で終了となることから、これまでの成果と課題、環境の現状や推進状況を整理し、今後の環境課題に応じた「第4次遠野市環境基本計画」が策定されます。策定に向け、去年11月に、遠野市環境審議会に諮問し、審議が重ねられたほか、パブリックコメントで意見を募ってきました。そして、きのう、計画案について審議されたあと、全員の賛成をもって原案は了とされたことから、遠野市環境審議会の佐藤秀夫会長から本田市長に答申されました。「第4次遠野市環境基本計画」では、豊かでかけがえのない自然を次の世代に引き継ぐために、第3次計画を継承し、遠野の目指すべき環境像を「自然環境と人間生活の調和」、スローガンを「〜遠野型環境調和社会を目指して〜」としています。目指すべき環境像の実現のため、5つの基本目標を定めています。このうち、基本目標5『「地球環境の保全」を目指して』では、地球温暖化防止のため・省エネ・ごみの分別・新エネルギーの活用を重点的に取り組むとしています。「第4次遠野市環境基本計画」は、来月の議員全員協議会で報告されたあと、3月には、環境審議会委員などに送付されるほか、遠野市のホームページで公表されるということです。また、きのうは、平成28年度から令和7年度までを計画期間に策定されている「遠野市一般廃棄物(ごみ)処理基本計画」について、中間見直しの作業が進められていることから、その途中経過についても報告されたあと、閉会となりました。

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