2021年1月18日放送

地域で子どもを育てる活動発表会

地域で子どもを育てる活動発表会が、先週土曜日(16日)市民センター大ホールで開催されました。今年度の地域で子どもを育てる活動発表会は、コロナ禍での日々の大変さを吹き飛ばしてくれるような遠野北小学校PTAの力強い薬研親太鼓で幕を開けました。この発表会は、地域に根ざした教育活動と実践活動の発表を通して、活動の意義や方法等を学びあい、今後の活動の充実・改善に役立てる機会としようと、遠野市教育委員会、遠野市PTA連合会、遠野地区保護司会が毎年度開催しています。この日は、検温、消毒、換気などの感染症予防対策がとられる中、市内小中学校のPTAや教職員など、およそ180人が集まりました。初めに、遠野市PTA連合会が、去年12月に実施したアンケート結果をもとに、遠野市内における情報機器の利用状況について発表しました。この発表に対し、秋田県内で校長を務め、学校運営協議会制度「コミュニティ・スクール」を導入し、地域とともにある学校づくりに努めた秋田県生涯学習センターの皆川雅仁さんが「すごくいいなと思ったのは、家庭での話し合いが大事だと発表していたこと」と講評しました。そして「大事なのは、お互いに言いたいことを言い、与えなければならない情報を与え、善悪の判断が出来るように子どもたちを育てなければいけない」と話していました。続いての講演では、皆川さんが「一回でわかるコミュニティ・スクール」と題して、持続可能な学校・地域の実現にはコミュニティ・スクールが最適であると、経験談をもとに話していました。講演を聞いた人たちからは「まずは、つながりづくり、地域資源などの確認から始めたい」「遠野は、地域の方々が協力的なので、子どもたちが望む活動が実現できそう」などの感想があがり、学校・家庭・地域が一緒になって子どもたちを育てていこうと、目標を共有していた様子でした。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.