2021年1月14日放送

遠野市教育研究所教育研究発表会

市内小中学校の教職員などが一堂に会しての遠野市教育研究所教育研究発表会が、きのう(13日・水曜日)市民センター大ホールなどを会場に開かれました。この発表会は、遠野市の学校教育課題を解決するために設けられた各部会の成果などを広く公開し、その理解と普及を図ることで教育の向上に繋げようと、遠野市教育研究所が開きました。きのうは、検温、距離の確保、除菌シートを配布するなど新型コロナウイルス感染症予防対策がとられる中、市内小中学校や高校の教職員などおよそ180人が参加しました。初めに、遠野市教育研究所の所長を務める菊池広親教育長などがあいさつしたあと、3つの部会から今年度の取り組みについて報告がありました。続いて、中学校区ごとに学力向上に向けた取り組みの今年度の総括を発表しました。このあと、学校教育専門員の本田正弘さんと、遠野市教育研究所所長補佐の佐々木淳一さんが、中学校区ごとの取り組みを評価しながら「教師一人一人の授業力、意識・考え方が、学力向上につながることを認識していただきたい」と講評していました。参加した教職員からは「他の中学校区の取り組みを知ることができて参考になった。授業改善に向けて、改めて振り返り、目標を明確にできた」「教師がゴールを明確にすると、子どもたちもゴールまでついてきてくれる。課題意識の大切さを改めて感じた」などの感想がでていました。全体会のあとには中学校区部会が開かれ、教職員たちは、今後に向けての意見交換をしながら、小・中・高、そして地域が一体となって取り組んでいこうと、決意を新たにしていた様子でした。

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