2021年1月8日放送

ちびっこ栄養教室

冬のちびっこ栄養教室が、きのう(7日・木曜日)小友地区センターで開かれました。この教室は、児童たちに食への興味を持ってもらおうと、遠野市総合食育センター、遠野市保育協会、遠野市食生活改善推進員団体連絡協議会が、児童館・児童クラブに通う児童たちを対象に毎年開いています。きのうは「遠野の郷土食を伝える」をテーマに、感染症予防対策がとられる中開かれ、小友児童クラブに通う10人が参加しました。初めに、カレーライスなど児童たちにもなじみのある料理がどこの国から日本に来たのかというクイズに挑戦し、ハンバーグといった難問もある中、見事正解するとガッツポーズをしながら喜んでいました。続いて、遠野の郷土料理「がんづき」の作り方を教わりました。「がんづき」とは、くるみやごまを散らした蒸しパンのようなお菓子です。蒸しあがった丸い形を月に例え、黒ごまは、その満月を背景に飛ぶ「雁」という鳥を表していることから、その名前がついたということです。ことしは、感染症予防対策として、児童たちは料理をすることができませんでしたが、どんな風に出来上がるのか興味深そうに見入っていました。「がんづき」を蒸している間に行われた「遠野の郷土料理を見つけよう」というクイズでは、遠野市学校給食センターの栄養士・菊池香さんが出すヒントを元に、当てはまると思う料理の写真がプリントされたシールを貼りながら、郷土料理の名前やその由来を学んでいました。また「お豆ひろい競争」では、ゲームを通して楽しみながら箸の正しい持ち方を学んでいました。そして「がんづき」が蒸し上がると、出来たてほやほやの柔らかな湯気に包まれた「がんづき」の甘い香りに、児童たちは歓声をあげていました。最後に、修了証や、「がんづき」をお土産にもらい、児童たちは、自分たちの住む地域に伝わる郷土料理にさらに興味をもった様子でした。

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