2020年12月15日放送

盲導犬の育成に関する授業

緑峰高校で、きのう(14日・月曜日)、盲導犬の育成に関する授業が行われました。緑峰高校生産技術科生産科学コースでは、6年前から盲導犬の育成について理解し、盲導犬に関する正しい知識や自分たちが出来る支援のあり方を考える授業に取り組んでいます。きのう(14日)は、盲導犬の普及活動を行っている附馬牛町の新田道子さんを講師に招き、3年生19人が盲導犬の育成を通した人と人との関わりや、思いやりを学ぶ授業を受けました。新田さんは、以前、視覚障がい者の集いで自身が講演を行った際、自分の言葉で元気や希望を届けられたこと、講演のあとには逆に温かい言葉をかけてもらい励まされたことがきっかけで、障がいがある人たちの役に立ちたいと考え、盲導犬の育成を始めたということです。福島県出身の新田さんは、およそ40年前に結婚を機に附馬牛町に住み、市内中学校や県内で広く創作ダンス・体操などを指導した経歴がある中、これまでに盲導犬を2頭育て上げています。このほか授業では、持参した盲導犬の模型を見せながら、おとなしい性格と物覚えが良い大型犬が盲導犬に適していることも生徒たちに伝えていました。また、授業の最後には、盲導犬の育成に役立ててもらいたいと生徒たちが育て緑峰祭で販売した多肉植物の売上金が代表の生徒から新田さんに贈られました。生徒たちは、新田さんの授業を受け盲導犬についての知識だけではなく、自分たちが出来る福祉の支援について考えるきっかけになった様子でした。

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