2020年12月11日放送

マイ・ホウキ作り講座

遠野市社会福祉協議会が実施する今年度の農福連携事業マイ・ホウキ作り講座が始まっています。農福連携事業は、過疎化高齢化が進む農業と障がい者福祉活動を連携させ、担い手不足の解消や地域活性化、生業づくり、地域福祉の充実を目指す取り組みです。この事業の一環として、遠野市社会福祉協議会では、昨年度から、マイ・ホウキ作り講座を開催しています。今年度も、30年近くにわたってほうき作りをしている宮守町の小友定吉さんが講師を務める中、先週木曜日(3日)、参加者たちが事前準備として、ほうき草の種とりと選別をしました。小友さんによりますと、ほうき作りに一番大切な事は、作りたいほうきに合った穂先の長さのほうき草を選別することということで、参加者たちは、作りたいほうきをイメージしながら、穂先の長さが揃ったほうき草を選んでいました。そして、きのう(10日・木曜日)は、検温や換気など新型コロナウイルス感染症の予防対策がとられる中、講座の参加者のうち5人がほうき作りに挑戦しました。去年の講座に参加したという人や、初めて参加したという人もいて、編む時の力加減やコツをつかむまで苦戦していた様子で、小友さんからアドバイスや手ほどきを受けながらほうき草を編んでいました。なお、あす(12日・土曜日)には、緑峰高校の生徒など、きのう参加した人以外の人たちが、ほうき作りに挑戦するということです。種とり・選別から編むまでをすべて自分自身で手掛けた世界に一つだけのほうき、使っていくうちにさらに愛着が湧き、掃除もはかどるかもしれませんね。

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