2020年12月8日放送

市史編さん講座

今年度の市史編さん講座が先週土曜日遠野市立図書館で開かれました。市史編さん講座は、多くの人に遠野の歴史や文化に触れてもらい、遠野により親しんでもらおうと市史編さん活動が始まった5年前から、毎年1回開催されています。今年度は、ことし10月新たに遠野市史編さん民俗部会が設置されたことから、「伝承を記録する―自治体史民俗編のありかた―」をテーマに講座が開かれました。また、新型コロナウイルス感染症対策として定員を例年の半分ほどの20人に減らし、講座の様子をインターネットでライブ配信しました。講師は、遠野市史編さん民俗部会の岩崎真幸部会長が務め、民俗調査の方法や自治体史を作る上で気を付けていることなどについて説明しました。岩崎部会長は、「自治体史の編集権を持つ編さん担当者は、市民の立場になって原稿を読み込み、分かりやすい表現にするために執筆者と意見を交わすことが重要だ」と話しました。参加した人たちは、なかなか知る機会がない調査方法や自治体史作りの裏側についてメモを取りながら興味深そうに話を聞いていました。なお、この日の講座の模様は、YouTubeの「つくる大学公式チャンネル」で1カ月ほど見ることができるということです。

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