2020年12月8日放送

12月市議会定例会一般質問

12月遠野市議会定例会は、きょうも一般質問が行われ、3人の議員が質問に立ちました。きょうの一般質問には、佐々木恵美子議員、菊池巳喜男議員、瀧本孝一議員の3人が登壇し、新法律による遠野市の過疎地域指定の見通しや、地籍調査の現状などについて市の考えを正しました。このうち、市内高校への給食の提供について本田市長は、学校給食センターを活用した給食の提供を検討していると述べました。遠野高校・緑峰高校の生徒数から必要な給食の配食数はおよそ550食となっていて、現在、遠野市の学校給食センターの最大調理可能食数2400食のうち、小中学生などへの配食数は、2033食となっています。このため、小中学生の減少数を考慮し、高校生を含めた給食の調理・配食が可能になるのは、令和5年度以降と推測しているということです。本田市長は、「食育という点から安心・安全なものを子どもたちに提供するのも、行政の大きな役目。しっかり検討を進めていきたい」と述べました。このほか、来年4月から実施される「東北デスティネーションキャンペーン」について、本田市長は、観光産業の回復に向けてさまざまなイベントに連動させる考えを示しました。また、来年は、東日本大震災の発生から10年の節目にあたることから、「震災を風化させないためにも、東北デスティネーションキャンペーンと結び付けるような戦略を考えなければならない」とし、「来年3月にリニューアルオープン予定の後方支援資料館に修学旅行や自治体研修で立ち寄ってもらえるような仕組みづくりと、情報発信に取り組んでいく」と答弁していました。なお、12月遠野市議会定例会は、あすからの予算等審査特別委員会を経て、今週金曜日に本会議が開かれる予定です。

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