2020年12月7日放送

グリーン・ツーリズム農泊講座 コロナ禍での東北地方におけるツーリズム

コロナ禍でのグリーン・ツーリズムの可能性を考える講座が、先週木曜日(3日)オンラインで開催されました。この講座は、会場を設けての開催を予定していましたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大をうけ、オンライン配信という形をとり、コロナ禍でのグリーン・ツーリズムの可能性や今後の展望を考える機会としようと、遠野山・里・暮らしネットワークが開きました。初めに、農林水産省農村振興局農泊推進室長の冨田晋司さんと、宮城県仙台市に本社を置き、ICTを活用した旅行需要・交流人口の拡大を図る取り組みをしている百戦錬磨代表取締役社長の上山康博さんが講演しました。この中では、ことし6月に東京、大阪、名古屋に住む人たちを対象とした調査で、コロナ禍において、60%の人が、三密を避け、開放的な農山漁村への旅行を希望していて、近隣への旅行やリモートワークの目的地としても農山漁村地域に宿泊しながら地域資源を活用した食事や体験などを楽しむ、農泊へのニーズが高まっているという結果や、さまざまな場所で展開されている農泊の取り組みについても紹介されていました。続いて、遠野旅の産地直売所の菊池佳菜江さんが、地元の人が地元の良さに気づき、遠野の魅力を発信するコロナ禍だからこその取り組み「超マイクロツーリズム」について紹介しました。そして、遠野に足を運ぶことができなかった視聴者に「まちぶら」を体験してもらおうと、オンラインまちぶらが実施されました。ここで、その様子を一部ご覧頂きますので、テレビを視聴している皆さんも、まちぶらの参加者の目線でお楽しみください。なお、遠野市民限定キャンペーンは今月20日までの予定ですが、好評を受け、期間終了後も地元の人たちが楽しめるツアーメニューを検討しているということです。

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