2020年12月4日放送

ホップ和紙づくり教室

遠野産ホップ蔓を使用したホップ和紙づくり教室がおととい(2日・水曜日)市民センターで開かれました。この教室は、緑峰高校の生徒たちが取り組んでいるホップ和紙の作り方を知ってもらうとともに、多くの人に興味を持ってもらおうと遠野地区センターの生涯学習講座の一環として開かれました。この日の教室では、マスクの着用や検温といった新型コロナウイルス感染症防止対策が取られる中、参加した市民15人が講師を務めた緑峰高校生産技術科草花研究班の2年生6人と、ホップ和紙の普及と活動をサポートしている遠野ホップ和紙を育てる会のメンバー指導のもと、ホップ和紙のコースター作りに挑戦しました。参加者たちは、初めにホップ蔓の繊維と糊の成分となる植物トロロアオイの粘液が混ざった液を円形の和紙に整える器具に流し入れ、繊維を転がして和紙にする作業「紙漉き」を体験。生徒たちやメンバーから紙漉きのコツを教えてもらいながら作業に励んでいました。そして最後に円形に整った和紙の上に花びらやハートなどの形に切り取られた折り紙を飾り付けて、ホップ和紙のコースターを完成させていました。また、この日は、市内各地区で地域活動に取り組んでいる地域活動専門員が研修の一環で見学に訪れていました。活動専門員は、遠野地区センターが企画・運営した教室の様子を確認しながら、来年度から各地区での実施が予定されている指定管理や業務委託など小さな拠点づくりに向けた取り組みの参考としていました。なお、ホップ和紙づくり教室を主催した遠野地区センターでは、今後も市民の生涯学習の手助けとなるイベントや講座を開催していくとしています。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.