2020年12月1日放送

遠野市農林水産振興大会

12回目となる遠野市農林水産振興大会が、きのう(30日)あえりあ遠野で開かれました。この大会は、農林水産業者の生産意欲を高めようと農作業などが一段落するこの時期遠野市農林水産振興協議会が毎年、開催しています。ことしは、新型コロナウイルス対策として出席者の人数を減らし入り口の検温や手指消毒を行う中、市内の農林水産業者およそ140人が出席しました。初めに、緑峰高校生産技術科3年生の生徒が高校生ならではの視点から取り組んだ2つのプロジェクトを発表しました。遠野市農林水産業賞の表彰では、農林水産部門に精通し経営実績が顕著で農林水産振興に役立てた個人・組織に贈られる「経営部門」に5個人。農林水産業経営改善の推進活動および集落行事活動などが顕著な個人・組織に贈られる「むらづくり活動・文化部門」に3団体。長年にわたり農林水産業に従事し、農林水産技術に優れ農林水産振興に役立てたと認められた人を表彰する「功労部門」に8個人が選ばれ表彰状が贈られました。この後、表彰を受けた13個人・3団体の受賞者を代表して、「功労部門」の佐々木悦男さんが謝辞を述べました。このほか、大会では、有害鳥獣被害や担い手の対策など農業を取り巻く意見と課題が出され出席者たちは今後の農業などの取り組みに理解を深めた様子でした。

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