2020年11月24日放送

市長記者懇談会

11月の市長記者懇談会がきょう(24日・火曜日)とぴあ庁舎で開かれました。きょうは、来月開催される12月遠野市議会定例会に提案する第2次遠野市総合計画後期基本計画の概要について発表がありました。この後期基本計画は、令和3年度を初年度とし、将来像「永遠の日本のふるさと遠野」の実現に向け、必要となる主要施策を分野別に体系化したもので、遠野市総合計画審議会からの答申を受け、12月定例会に提案されます。主な特徴は、少子高齢化社会への対応、高度情報化社会・国際化への対応、気象変動への対応・感染症対策、市民協働への対応となっています。また、第2次遠野市総合計画の実施を確実なものとするため、令和3年度から令和7年度までを実施期間とする「第四次遠野市健全財政5カ年計画」を策定したことも発表されました。この計画では、各種財政指標の健全化に努めるとともに、使用料・手数料の適正化、遊休資産の売却などによる歳入確保の取り組みを進めるほか、年々低下する歳入規模に見合う歳出抑制を段階的に進めながら、5年間でおよそ9億円の財政効果を見込んでいるということです。また、よりよい公共施設のあり方や適正配置に取り組むことを目的に、令和3年度から令和7年度を計画期間とする、後期の遠野市公共施設等総合管理計画個別計画を策定し、各種計画との整合性を図りつつ対象施設293施設の管理に取り組んでいくことも発表されました。きょうの市長記者懇談会では、今年度の一般会計補正予算についての発表もありました。本田市長は、先週月曜日(16日)に開かれた市議会臨時会で可決された一般会計補正予算は、新型コロナウイルス感染症経済対策、予防対策に係る事業費として、歳入歳出にそれぞれ9539万円を追加し、予算総額が215億7544万1000円と示し、「なお一層緊張感を持ちながら、向きあってまいりたい」と述べていました。また、12月の遠野市議会定例会に提出する一般会計補正予算案の概要について、歳入歳出にそれぞれ3億484万7000円を追加し、予算総額を218億8028万8000円と発表しました。主な内容は、こども本の森構想の推進に係る事業費に7453万円。新規事業として、観光推進に向けたまちなか環境整備に係る事業費に2826万1000円。遠野高校の全国高校サッカー選手権大会出場に伴う補助金に500万円などとなっています。

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