2020年11月20日放送

金融機関で強盗対応訓練

強盗対応訓練が市内の金融機関できのう実施されました。この訓練は、多額のお金が動く年末年始は、金融機関での強盗事件の発生が懸念されることから、防犯対策を強化しようと市内の金融機関で組織される遠野地区金融防犯協会が毎年実施しています。きのうは、犯人が刃物で行員を脅し、現金を奪って逃走するという想定で訓練が実施されました。犯人が逃走したあと行員は警察に通報し、犯人の特徴やどのような行動を取っていたかを詳しく説明していました。訓練を終えたあと、遠野警察署刑事・生活安全課の吉田環課長は、「落ち着いて対応できていて非常によかった」と講評したあと、「今は、コロナ禍で窓口に衝立が設置されている所が多く、犯人の襲撃が窓口の中にいる人に届きづらい分、お客を人質に取るような動きも想定される」と例年とは違う環境ならではの注意点を伝えていました。なお、遠野警察署によりますと、県内の金融機関での強盗事件は、14年以上発生していないということですが、年末年始を迎えるこれからの時期は、いつも以上に警戒を強めてほしいと呼びかけています。

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