2020年11月12日放送

遠野市土砂・浸水ハザードマップ説明会

遠野市の土砂・浸水ハザードマップの説明会が、各地区で開かれています。この説明会は、遠野市が3年前に配布した土砂・浸水ハザードマップが浸水想定区域の拡大などにより更新されることから、指定避難所などの見直しに関する意見交換も兼ねて開かれました。このうち、宮守町達曽部地区の説明会には、区長が参加し、消防職員から変更される箇所についての説明を聞きました。新しいハザードマップは、1000年に1度といわれる想定最大規模の大雨を基に浸水区域を想定し、市内では、小友町以外の10地区で更新が予定されています。また、2年前に西日本で発生した豪雨で農業用ため池の決壊による被害も多く見られたことから、市では、ため池のハザードマップも作成しています。参加した人たちは、避難所の選定について、「避難所の収容人数は、何を基準に出しているのか」と質問したり、「高齢者が避難することを考えたら、少し遠いのではないか」と意見を出したりしていました。なお、新しいハザードマップは、来年4月の配布予定となっています。この後、指定避難所の開設訓練が行われ、避難者の受付や案内について確認されました。このうち、感染症対策については、「受付をする人は、不特定多数の人と接する機会が一番多いので、防護服を着る・手や使われたペンをこまめに消毒するなど特に気をつけてほしい」と消防職員から説明を受けていました。続いて、実際に簡易テントと簡易ベッドの組み立てが行われました。参加した人たちは、いざという時に備えて、組み立ての手順や簡易テントの配置なども確認し、防災への意識を高めていました。

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