2020年11月6日放送

遠野物語刊行110周年記念 映画「おらおらでひとりいぐも」遠野市先行上映会

芥川賞受賞作家の上郷町出身、若竹千佐子さん原作の映画、「おらおらでひとりいぐも」がきのう(5日・木曜日)市民センター大ホールで先行上映されました。2年前の平成30年に芥川賞に輝いた若竹さんの小説「おらおらでひとりいぐも」は、映画監督の沖田修一さんがメガホンを取り東京郊外や遠野市などで撮影が行われ、きょう(6日)全国公開となりました。それに先立ち、きのう(5日)は市民センター大ホールで遠野物語刊行110周年記念として、映画「おらおらでひとりいぐも」の先行上映会が開催されました。会場には、若竹さん原作の映画を見ようと遠野市内外からおよそ320人が詰めかけました。映画「おらおらでひとりいぐも」は、夫に先立たれた女性が孤独や老いに直面しながらもその先で新しい世界を見つけた、ささやかで壮大な物語です。また、映画の中では、若竹さんが地元で培った遠野弁も多く使われ、親しみも湧く作品になっています。先行上映会の後には、東京にいる若竹さんとインターネット中継で結ぶトークショーが行われ、若竹さん自身の映画の感想のほか遠野弁や地元遠野への思いも話していました。会場を訪れた人たちは、映画化されたことや若竹さんから市民への心温まるメッセージに満足し、大きな拍手を送っていました。

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