2020年11月6日放送

交通死亡事故現場点検・街頭啓発活動

先月、市内で発生した交通死亡事故の現場で、おととい(4日・水曜日)交通関係団体の関係者が集まり事故状況などを点検しました。交通死亡事故が、先月16日、午前8時23分ごろ、松崎町白岩の国道340号上で発生しました。市内ではことし2件目となります。遠野警察署によりますと、この事故は、市内の50歳代男性の運転する普通自動二輪車が土淵町方面から国道283号方面に向けて進行中、対向車線にはみ出し、対向車線を走行中の県外に住む70歳代男性の運転する大型自動二輪車と正面衝突したということです。事故当時の天候は晴れ、路面は乾燥していたということですが、この場所は、緩やかなカーブが連続しており、事故の原因は、普通自動二輪車の運転手のよそ見とみられますが現在調査中ということです。この事故により、普通自動二輪車の運転手は死亡、大型自動二輪車の運転手は軽傷を負ったということです。おとといは、遠野警察署のほか、岩手県や遠野市から関係者が集まり、遠野警察署の署員から事故当時の説明を聞きながら、状況を確認していました。国道340号の緩やかなカーブが連続する1km弱の区間では、過去3年間に、物損事故7件、軽傷人身事故1件、そして、ことしの死亡事故1件が発生しているということです。集まった人たちは、同じような事故を起こさないために、交通事故防止の啓発活動を展開していくことも確認していました。確認が終わったあと、松崎町の交差点で街頭啓発活動が行われました。参加者たちは、一件でも交通事故を減らそうと「危ない携帯電話」などと書かれたパネルを持ち、ドライバーに注意を呼びかけていました。そして、遠野警察署の署員は、信号待ちで停車したドライバーにポケットティッシュを配り「引き続き安全運転でお願いします」と声かけをしていました。遠野警察署によりますと、ことしに入ってからの県内での人身事故件数は1363件で、40人が亡くなっているということです。このうち、遠野市内での人身事故件数は16件で、2人が亡くなっているということです。

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