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2020年11月5日放送

基調講演「古民家活用の魅力」

古民家の活用と魅力に迫る基調講演が、先月３０日（金曜日）あえりあ遠野で開かれました。この基調講演は、岩手県シルバー人材センター連合会が毎年度テーマを変えながら実施する講習事業として開催されました。岩手県シルバー人材センター連合会では、古民家で使われていた木材の価値を明確にし再活用についての提案や良質な資材を未来へ残す活動を行う、「古材鑑定士」の人材育成に取り組んでいます。この日は、そのスタート講習として、遠野市内外のシルバー会員などおよそ３０人が参加したほか、会場の様子はオンラインでの参加が出来るようにとインターネット回線を使用してライブ配信されました。講習では、古民家を通じ地域活性化に取り組む愛媛県のアステティックスジャパン代表取締役社長の河野公宏さんが講師を務め、「古民家活用の魅力」と題した講演が行われました。河野さんは、古民家を通じ地域への新たな魅力を生むための知恵や、これまでの古民家再生の事例を紹介しました。また、現在増え続けている空き家の発生抑止と利活用について、経験豊富なシルバー会員が「古材鑑定士」として空き家と古民家を調査することで、自治体と連携した総合的な取り組みに繋がると説明していました。参加した会員たちは、河野さんの説明を聞き古材鑑定士の役割について理解を深めた様子でした。なお、講演の後には、県内の古民家再生協会や空き家アドバイザーなど４人による、パネルディスカッションも開かれたということです。

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