2020年11月5日放送

遠野市総合計画審議会

5回目となる遠野市総合計画審議会が今週月曜日(2日)開かれ、来年度から始まる第2次遠野市総合計画後期基本計画案について本田市長に答申しました。市では、来年度・令和3年度から令和7年度までを期間とする遠野市総合計画後期基本計画の策定を進めています。総合計画審議会は、市の総合的な計画の策定と推進に関する必要な事項を、調査・審議・評価するための市長の諮問機関です。ことし9月に市長から諮問を受け、市民が望む計画に近づけようと、5つの大綱別に設けられた分科会の中で委員それぞれの立場から活発な議論が展開されてきました。前回の分科会までに出された意見・提言はおよそ200項目におよび、市では、可能な限り計画に反映させるべく、市政課題と計画との位置づけを確認するとともに、まちづくり指標についても21項目について見直しを行ったということです。この日は、主要施策458施策、主要事業113事業、まちづくり指標118事業を登載した最終案が示され、分科会ごとに確認や意見交換が行われました。そして、座長会を経て開かれた全体会では、第2次遠野市総合計画後期基本計画案について審議され、各分科会の座長から、分科会で出された意見や提言、総括が発表されました。そして、第2次遠野市総合計画後期基本計画案は原案を承認することが決定し、総合計画審議会の及川増コ会長が「少子高齢化や情報化社会への適応をはじめ、市民と行政との協働によるまちづくりなどの各分野において、遠野らしい視点による地域総合力を生かした施策の展開と事業実施に努めていただきたい」と、本田市長に答申しました。続いて、各委員が、これまでの感想や、これから市に期待することについて発表しました。答申を受けた本田市長は、多くの意見・提言に感謝しながら「改めて緊張感を覚えている。市民の皆さまと一緒に、また、市民目線に立って、丁寧にこの計画を実行していくことになります。今後も、それぞれの立場からのお力添え・ご支援をお願いします」とあいさつしました。市では、答申の内容を踏まえ、後期基本計画案を議員全員協議会で示し、12月の市議会定例会に提案するということです。また、後期基本計画が策定されたあとには、各町で市民説明会が開催される予定です。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.