2020年11月4日放送

重要文化財「千葉家住宅」修理工事見学会

重要文化財「千葉家住宅」の修理工事見学会が、今週日曜日(1日)開かれました。この見学会は、「千葉家住宅」の整備事業の途中経過を公開することで完成に近づいている様子を見てもらうとともに、千葉家に対する感心を継続してもってもらおうと、工事が始まった翌年度の平成29年度から毎年度開かれ、4回目となります。今年度は、昨年度実施された石垣や土蔵修理の完成状況などが公開されました。見学会には、遠野市民や県内の他市町村などからおよそ100人をこえる参加者が集まり、中には、リピーターとして訪れた人もいたということです。案内役は、工事の設計管理をしている文化財建造物保存技術協会の技術職員などが務め、初めに、千葉家の屋敷地の成り立ちや石垣の修復について解説しました。この他、参加者は、主屋の解体現場を見学したり施工中の地盤改良や土手整備などについて説明を聞いたりしながら千葉家住宅への興味・感心を高めている様子でした。これに合わせて、受付では、新刊「豪農千葉家の家財と暮らし」の販売も行われました。また、重文千葉家の活用を考える会が自分たちの活動をPRしたり体験コーナーを設けたりしながら千葉家住宅の再オープンに向けて盛り上げていました。なお、見学会の様子については、インターネットを通じて生配信されたということです。重要文化財「千葉家住宅」は、令和10年度のグランドオープンを目指して、引き続き、修理工事などが進められることになっています。

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