2020年10月27日放送

遠野遺産認定調査委員会 意見書を市長に提出

遠野遺産認定調査委員会がきのう(26日・月曜日)認定に推薦する3件の意見書を、本田市長に提出しました。遠野遺産は、先人から受け継がれてきた豊かな自然や伝統的な文化などを認定し、次の世代に残しながら地域の活性化に繋げようと、現在、159件が認定されています。きのう(26日)は、委員長を務める岩手大学名誉教授の広田純一さんが、今月7日(水)に開かれた委員会で協議し認定が妥当であるとした3件について、意見書を本田市長に提出しました。今回、認定が妥当であると判断されたのは、岩手県内の市民舞台の先駆けとし昭和51年の公演以降45回公演を続けている、「遠野物語ファンタジー」。宮守町の鱒沢で古くから伝承され、幕踊り系のしし踊りとして遠野の獅子踊りの中でも古い形を残している踊りとして考えられる「鱒沢獅子踊り」。山口集落の食文化として水車で挽いた米粉を使い豆しとぎやきりせんしょなどの郷土料理を継承していることから、「山口の水車小屋とこんびり」が遠野遺産第9号として認定されている「山口の水車小屋」に含める複合遺産として、認定が妥当と判断されました。意見書を受け取った本田市長は、「遠野遺産として認定するだけではなく、次の世代への継承や地域として活用できるようこれから輝かせていかなければならない」と、あいさつしていました。なお、正式に3件の認定が決まるとそれぞれに遠野遺産認定証が交付されるということです。

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