2020年10月19日放送

緑峰高校でアフリカ・ケニアでの活動 講演

ケニアでボランティア活動をした女性についての講演が、先週緑峰高校で行われました。この講演は、上郷町出身の故・岸田袈裟さんの活動を知り、生徒たちに地域についての理解を深めてもらおうと緑峰高校の「総合的な探求」の授業の一環で実施されました。この日は、遠野文化研究センターの研究員で岸田さんの姪にあたる菊池弥生さんが生産技術科の1・2年生86人を対象に岸田さんの国際協力活動について講演しました。岸田さんは、アフリカ・ケニアのガスも電気も通っていない村で水を煮沸消毒できるよう「かまど」の作り方を伝えたほか、「ぞうり」の編み方を教えて普及させることで乳幼児の死亡率低下と感染症予防に貢献しました。講師の菊池さんは、岸田さんが取り組んだ「現地の人が現地にある物を使って、課題を解決できるようする」という支援の重要性について説明しました。また、緑峰高校の温室で現在も育てられているケニアの代表的な木「ジャカランタ」をはじめ、ケニアの植物についての説明もあり、生徒たちは興味深そうに話を聞いていました。このほか、生徒たちはケニアの民族衣装を身につけたり、スワヒリ語の歌を聞いたりして、ケニアの文化についても理解を深めていました。

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