2020年10月15日放送

コンビニエンスストアーで特殊詐欺被害防止 声かけ訓練

特殊詐欺被害を未然に防ぐための声かけ訓練が、きょう宮守町内のコンビニエンスストアで実施されました。この訓練は、地域ぐるみで特殊詐欺の被害を防ごうと今週日曜日から始まった全国地域安全運動に合わせて遠野警察署が行いました。きょうは、有料サイトの利用料という名目で大量に購入させた電子ギフト券の番号を聞き出し、お金をだまし取る手口と、市役所職員を名乗り、ATMでお金を振り込ませる手口の2種類の特殊詐欺を想定した訓練でした。従業員は、被害者役の警察官に電子ギフト券の使い道を確認したり、電話の相手が誰でどういった内容なのかなどを聞いたりして、詐欺の可能性があることを説明していました。訓練後、遠野警察署の署員は「最初から詐欺だと断定したり、否定するような言い方をしたりすると、相手も頑なになってしまう。『みなさんに声がけをしています』など柔らかい言い方を心がけていただければ」と声のかけ方をアドバイスしていました。なお、遠野警察署によりますと、ことしに入ってから県内で発生した特殊詐欺の認知件数は先月末現在、42件で、被害額はおよそ1億2000万円ということです。遠野市内での被害は確認されていないものの、コンビニエンスストアと金融機関で、従業員の声かけによる詐欺被害防止という事例が3件あったことから、警察では、不審な電話や通知などには注意するよう呼びかけています。

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