2020年10月14日放送

で・くらす遠野サポート市民ワークショップ

2回目となる「で・くらす遠野サポート市民ワークショップ」が、昨夜(13日・火曜日)市役所本庁舎で開かれました。で・くらす遠野市民制度は、遠野に行ってみたい・もっと知りたいという全国の遠野ファンとの「交流」と「心のつながり」を持ち続ける制度で、交流人口拡大から定住促進を図ろうと、14年前の平成18年10月に立ち上がりました。「で・くらす遠野」の市民組織である「で・くらす遠野サポート市民会議」は、遠野商工会や観光協会などで組織され、空き家情報の収集・案内など、遠野への移住・定住に関する総合窓口機能として活動しています。この「で・くらす遠野サポート市民会議」が、交流から定住への推進のために実施している事業について、広く市民の意見を反映させ事業内容を具体化し、構成団体や市民・市が連携して取り組んでいこうと、地域おこし協力隊や遠野高校の生徒などをメンバーに加えた「で・くらす遠野サポート市民ワークショップ」が、今月、3回にわたって開かれています。2回目となったきのうは、体温の測定や換気など、感染症予防対策がとられる中、21人が出席しました。初めに、遠野高校の生徒2人が、ことし8月に遠野みらい創りカレッジで開催された「イノベーションサマーカレッジ」で、ワークショップを重ねながら考えたアイデアを発表しました。続いて、4つの班に分かれて、定住促進に向けてのアイデアを出し合いました。参加者たちは「新たな定住促進事業」や「で・くらす遠野市民制度の見直し」などテーマ別に、課題の改善策や、交流から定住の推進に向けて取り組んでいきたい内容を付箋に書いてまとめながら、意見を交わしていました。そのあと、各班の代表者がアイデアを発表しました。次回のワークショップでは、今後5年間に実践できる取り組みの絞り込みをし、きのう出された課題の改善策や、取り組んでいきたい事業について、具体的な内容を詰めていくということです。そして、まとめた意見を、11月11日に開かれる「で・くらす遠野サポート市民会議」に提案し、今後の事業に反映させていくということです。

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