2020年10月12日放送

小友町外山地区の太陽光発電事業に係る濁水対策等監視委員会

小友町外山地区の太陽光発電事業に係る濁水対策等監視委員会が設置され、先週から活動が始まりました。この委員会は、去年4月に小友町外山地区の太陽光発電事業地から発生した濁水による淡水魚や農業などの被害を受け、事業者に改善を促すため設置されました。先週水曜日、1回目となる委員会が開かれ、初めに、本田市長から委員に辞令が手渡されました。任期は、令和4年3月31日までとなっています。委員は、岩手大学の准教授や県の生活環境部の職員など7人が務め、現地調査のほか濁水対策などを監視し、市長に助言を行うということです。本田市長は、「事業者としっかり向き合いながら、住民の安心安全、そして災害時に二次災害が起きないような対策に持ち込んでいきたい」と述べていました。続いて、濁水対策などの現状について市の担当者から委員に説明がありました。市によりますと事業者は、芝の施工・土のう設置といった土砂流出対策などのほか、水質測定や生物調査を行い濁水などの対策は講じているものの、雨が降るたびに濁水が発生しているということです。このあと、委員たちは現地を視察し、貯水池の拡張や濁水処理装置の用途などについて事業者に確認していたということです。最後に濁水対策の課題や改善点について協議され、委員会では、今後、雨が降った場合の状況も確認し、必要な対策について検討を重ねていくということです。なお、次回は11月に委員会を開催する予定となっています。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.