2020年10月5日放送

つくる大学 地球環境を考える〜ゼロ・ウェイストの一歩〜

講師・学生がともに教え、学び合う、双方向の学びの場「つくる大学」が、おととい(3日・土曜日)、土淵町の遠野みらい創りカレッジで開催されました。先月29日から3回にわたって開催されている「地球環境を考える〜ゼロ・ウェイストの一歩〜」。ゼロ・ウェイストとは、無駄・ごみ・浪費をなくすという意味です。この講座は、普段の生活で食のごみをなるべく出さず、どうしても出てしまうものはなるべく土に還すという取り組みを通して、小さな循環をできるところから始めていきたいと開催されました。窓を開けるなど、新型コロナウイルスの対策をとる中開かれたこの講座。2回目となったこの日は、家庭用生ごみ処理機「キエーロ」の特徴や処理能力などについて、考案者である松本信夫さんが参加者たちに説明しました。キエーロは、横長の木箱に入れた土に生ごみを埋め、土の中の微生物が活動しやすい環境を整えるだけで、お金をかけずに生ごみをほぼすべて分解できるもので、その土は堆肥として利用できるということです。臭いや虫の発生が少なく、比較的手間もかからないことから、普及が進んでいるということです。続いて、キエーロを導入している徳島県神山町の神山つなぐ公社高田友美さんがインターネット上で参加し、神山町では、生ごみ処理容器の購入に対し、上限5000円として購入金額の50%の補助を受けられることなど、神山町での取り組みの様子を紹介していました。最後に、会場となった土淵町のみらい創りカレッジで、去年12月から実証実験しているキエーロを実際に見学しました。この日は、遠野市公衆衛生組合連合会や高校生など24人が参加し、環境への負担をなるべく減らす取り組みに興味を持っていました。なお、次回の講座では、会場となる小上がりと裏庭と道具Uに置くキエーロ2台を実際に作りますが、この回のみの参加も可能ということです。問い合わせは、つくる大学までお願いします。

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