2020年10月1日放送

新遠野市誕生から15年

旧遠野市と旧宮守村が合併して、きょう(1日・木曜日)でちょうど15年となりました。それを記念して、市勢振興に尽力した人に対する功労者表彰が、きょう、市民センター大ホールで行われました。きょうの表彰式では、初めに、本田市長が「山積する市政課題に果敢に挑戦し、永遠の日本のふるさと遠野として着実な発展を遂げることができるよう、今後もたゆまぬ努力と挑戦の気概をもって、創意工夫を重ねてまいります」と式辞を述べました。続いて、市勢振興や公共福祉の増進に尽力した63人、10団体に表彰状・感謝状が贈られました。このうち、市勢振興功労者として表彰されたのは5人です。早瀬町の住吉谷弘満さんは、遠野市上下水道事業協同組合発足時から代表理事を務めたほか、泉商店取締役や遠野水道工業代表取締役など多くの要職を務め、産業振興・市勢の発展に貢献しました。小友町の菊池榮喜さんは、遠野市乗用馬生産組合長を務め、遠野産馬の品質および市場販売価格の向上に尽力したほか、遠野職業訓練協会理事、遠野職業訓練協会副会長を務め、多くの技能者の育成に努めるなど、産業振興と市勢の発展に貢献しました。遠野町の遠山豊さんは、遠野ユネスコ協会長を務め、青少年の健全育成および持続可能な社会づくりに貢献したほか、睦会理事、遠野市社会福祉協議会長の要職を歴任し、社会事業の推進と市勢の発展に貢献しました。東穀町の山本順一さんは、遠野町第3区長として行政連絡の円滑化、地域自治活動の推進に尽力し、遠野型仮設住宅「希望の郷『絆』」が整備された際には、サポートセンターの運営に尽力し、地域づくり活動と市勢の発展に貢献しました。附馬牛町の石直典高さんは、附馬牛町第2区長として行政連絡の円滑化、地域自治活動の推進に尽力したほか、遠野市体育協会副会長、遠野市テニス協会会長を務め、市民の体力向上や地域スポーツの普及振興を図るなど、地域づくり活動と市勢の発展に貢献しました。また、特別表彰は、3人と1団体が受賞しました。深川晴代さんは、遠野市民センターバレエスタジオに講師として派遣されて以来、40年の永きにわたりバレエの指導にあたり、児童などの健全育成に尽力しました。杉田盛彦さんは、遠野遺産認定制度開始当初から遠野遺産認定調査委員会委員長を務め、その活動を通じて歴史の伝承と市民文化の普及継承に尽力しました。遠野市史編さん現代編部会は、平成27年度から市史編さん事業を開始し「新編遠野市史」の初刊として、昭和40年代から平成の終わりまでのおよそ50年の歴史をまとめた「現代編」を刊行しました。田村滿さんは、旧遠野市の要請に応え、遠野ドライビングスクールを開設、市外からの合宿参加者は5500人を超え、遠野市の知名度向上、観光振興および交流人口の拡大に尽力しました。最後に、受賞者を代表して、市勢振興功労者表彰を受けた石直典高さんがあいさつしました。出席した人たちは、表彰を受けた人たちのこれまでの功績に感謝し、遠野市誕生15年を祝いながら、さらなる進化に向けて、気持ちを一つにしていました。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.