2020年9月28日放送

遠野文化フォーラム「遠野物語映画祭への道」

遠野文化フォーラム「遠野物語映画祭への道」が、おととい(26日・土曜日)市民センターで開かれました。ことしの遠野文化フォーラムは、遠野をテーマにした映像上映と映像作家によるシンポジウムを通じて、これからの映像文化と「映画のさと・遠野」の可能性を考えようと、「遠野物語映画祭への道」をテーマに遠野文化研究センターが開きました。また、この日は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、無観客での開催となりました。初めに、遠野に関する自由な表現作品に対する佐々木喜善賞の授賞式が行われました。受賞したのは、桧山真一さんの論文「遠野郷の9日間―佐々木喜善、伊能嘉矩、そしてニコライ・ネフスキイ」、北林佐和子さんの小説「老人性座敷わらし」、山崎安奈さんの「山伏御大事・オシラサマ」です。また、応募作品の中で最後まで選考に残った優れた作品として、石橋直樹さんの論文「ザシキワラシ考」に奨励賞、毎年家族で作品を応募し、創造の楽しさを伝えているとして坊垣香理さん・心都さん・妙泉さん・柾光さんに家族賞がそれぞれ贈られました。続いて、遠野物語映画祭プレ上映と、遠野市民などを対象に募集した、「遠野のたからもの」動画コンテストの入選作品の発表・上映が行われました。そして最後に、映画監督の新井卓さんとプレ上映の招待映像作家である立花紘さん・和子さんと成清祐太さん、遠野文化研究センターの赤坂憲雄所長が「遠野映画祭への道」をテーマに、互いの映像作品や、遠野での映画祭の開催などについて意見を交わしました。なお、遠野文化フォーラムの模様は、後日YouTubeの「遠野物語110チャンネル」で配信されるということです。

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