2020年8月25日放送

市長記者懇談会

8月の市長記者懇談会がきょうとぴあ庁舎で開かれ、今年度の一般会計補正予算案などについて、発表がありました。本田市長は、来週火曜日からの9月市議会定例会に提出する今年度の遠野市一般会計補正予算案について、歳入歳出にそれぞれ3億8454万7000円を追加し、予算総額を214億8005万1000円とすると発表しました。このうち、先月12日に発生した豪雨被害の災害復旧事業費として4040万円。サーモグラフィカメラの設置など新型コロナウイルス感染症の対策に係る事業費としておよそ722万円となっています。サーモグラフィカメラについては、これまでに6台導入されており、新たに遠野風の丘、旅の蔵遠野、市立図書館・博物館に6台配置される予定となっています。本田市長は、「不特定多数が訪れる場所では、検温・手の消毒などといった基本に忠実な対策を引き続き進め、油断すること無く取り組んでいきたい」と話していました。このほか、来月開催される遠野文化フォーラム「遠野物語映画祭への道」についても発表がありました。フォーラムでは、遠野をテーマにした映像の上映や、映像作家によるシンポジウムのほか、佐々木喜善賞の授賞式が予定されています。佐々木喜善賞は、遠野に関する自由な表現作品を表彰するもので、ことしは、3つの作品が受賞するほか、特別に設けられた「奨励賞」と「家族賞」の表彰が予定されています。なお、フォーラムは、来月26日に市民センター大ホールで開かれる予定となっています。このほか、遠野市新エネルギービジョンの中間検証の結果などについても発表がありました。遠野市新エネルギービジョンは、太陽光や風力など新エネルギーの導入を推進するため6年前に策定されたもので、遠野市の年間エネルギー消費量に占める新エネルギーの割合を30%とすることを目標としています。市によりますと、令和元年度末現在で、新エネルギーの導入割合は、14.1%となっており、計画当初の平成27年度と比較すると1.1ポイント上昇したということです。また、新エネルギービジョンに登載した施策のうち太陽光発電システム等の導入促進や市内防犯灯のLED化などおよそ50%に着手しているということです。このほか、仮称・小友町外山地区の太陽光発電事業に係る濁水対策等監視委員会の設置についても発表がありました。この委員会は、小友町外山地区の太陽光発電事業により発生している濁水への対策などの改善を促すため、調査・対策の監視を行うことを目的に設置されます。委員会では、事業地の立入調査や濁水対策の進捗状況の確認をし、それを踏まえた濁水対策の改善に向けた市への助言を行うということです。本田市長は、「これまでも、濁水の対策については何度も指導・要望をしてきたが、改めて、しっかり向き合わなければならないと考えている」と話しました。また、第2次遠野市総合計画前期基本計画の令和元年度のまちづくり指標の実績について、130指標のうち57指標が達成、34指標が概ね達成、39指標が未達成だったということです。このほか、来週日曜日の午前7時から実施される遠野市防災訓練や、救急医療週間の行事についても発表がありました。なお、市長記者懇談会の模様は、あすからあさってまでの3日間、午後8時から遠野テレビ10chで放送する予定となっています。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.