2020年8月24日放送

稲荷穴の植物を知ろう!

自然豊かな宮守町の稲荷穴できのう(23日・日曜日)、散策しながら植物について知ろうという講座が開かれました。この講座は、地元の植物を知ることで植物を大切にし地域愛をより深めてもらおうと、遠野市生涯学習事業の一環として達曽部地区センターが開きましました。参加したのは、地元・達曽部の人や植物に興味のある市民9人です。講師を務めたのは、植物を趣味にしておよそ30年の小田切汎徳さんです。小田切さんがこれまでに見つけた植物の数は500以上で、見つけた植物を写真におさめたり詳しく調べたりして趣味を楽しんでいて、植物を求めて八幡平市や宮城県などにも足を運んでいると言います。参加者は、小田切さんお手製の資料を手に、自然豊かな稲荷穴を散策しながらさまざまな植物に触れていきました。小田切さんによると、稲荷穴では、北海道や湿地帯でよく見られる植物の他、知る人がそんなにいないという絶品の植物なども見られるということです。講座は新型コロナウイルスの影響で当初6月の予定から遅れての開催となり植物を知るのに最適な春の散策とはなりませんでしたが、それでも参加者は、稲荷穴がもたらす自然の豊かさに感動していた様子でした。また、散策の間にはさんだ休憩では、いわての名水20選に選ばれている稲荷穴の水を沸かしてコーヒーを入れ、景色を見渡しながら参加者たちは郷土の美しさをかみしめていた様子でした。

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