2020年8月17日放送

ホップ収穫始まる

遠野の夏の風物詩の一つ、遠野産ホップがきょう(17日・月曜日)から収穫開始となりました。上郷町にあるホップ乾燥施設は、ことし5月に、JAいわて花巻から遠野市に寄付され、今年度からは、遠野ホップ農業協同組合が遠野市から施設を借りて運営管理を行います。遠野ホップ農業協同組合・JAいわて花巻・遠野市が一体となり「ビールの里づくり」に向け整備が進められていくということです。遠野ホップ農業協同組合では、きょうからホップの収穫作業が始まり、作業を安全に進めることができるよう、安全祈願祭が行われました。組合員などおよそ30人が出席する中、遠野ホップ農業協同組合の菊池一勇代表理事組合長が、新たな形で初年度のスタートを切ったことについて話したあと「安全・健康に最大限の注意を払いながら、それぞれ自己管理をしていただきたい。どうぞ最後まで皆さんのご協力をお願いします」とあいさつしました。続いて、出席者全員が心を一つに、安全を祈願していました。青笹町のホップ畑では、「ムラカミセブン」の収穫が行われていました。きょうは、およそ1・5tの収穫を見込んでいるということです。雨が降る中、作業にあたる人たちは手際よく収穫していました。安全祈願が終わった上郷町の施設では、収穫の始まりを告げるかのように機械の大きな音が鳴り響く中、畑から直送されたホップが次々と運び込まれ、収穫されたばかりのみずみずしいホップの爽やかな香りが施設内を包み込んでいました。遠野ホップ農業協同組合では、3品種のホップを栽培していて、ことしは、およそ40tの収穫を見込んでいるということです。収穫されたホップは、ビールの原料として使用されますが、遠野ホップ農業協同組合の主体である「IBUKI」を使用したキリン一番搾りとれたてホップ生ビールのことしの発売開始は、11月上旬の予定になっています。ことしのホップの収穫は、来月5日前後まで、およそ20日間の予定となっています。

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