2020年8月11日放送

遠野文化友の会 学習会

先月の15日(水)から2日間、市立図書館で遠野文化友の会の学習会が開催されました。その様子が届きましたのでお伝えします。この学習会は、文化的活動を通し地域に親しみながら文化資源を未来へ繋ぐことを目的に、遠野文化友の会が遠野文化研究センターと連携しながら定期的に開催しています。この日は、岩手南部森林管理署遠野支署の野木宏祐支署長が「遠野の森林鉄道について」と題した研究成果を報告しました。遠野の森林鉄道・附馬牛軌道は、およそ90年前の昭和4年から昭和35年ごろまで運行した森林鉄道です。野木さんの研究では、附馬牛軌道について当時の木材運送を近代化すると共に、経済対策の一環とした奥地天然林資源を輸送するため建設されたことなどが説明されたほか、空中写真から推測する当時の路線図や当時を知る市民の声も紹介されたということです。参加した人たちは、貴重な映像と野木さんの解説に注目し当時の情景に思いを馳せていたということです。

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