2020年8月10日放送

昨年度のまちづくり指標実績など審議 遠野市総合計画審議会

今年度2回目となる遠野市総合計画審議会が、先週木曜日あえりあ遠野で開かれ、昨年度・令和元年度まちづくり指標の実績などについて審議されました。この審議会は、市の総合的な計画の策定と推進に関する必要事項を調査・審議・評価するための市長の諮問機関です。この日は、25人の委員の内、代理出席を含む24人が出席し、第2次遠野市総合計画前期基本計画の令和元年度のまちづくり指標の実績などについて審議されました。このうち、まちづくり指標の令和元年度実績は、130指標のうち57指標が達成、34指標が概ね達成、39指標が未達成ということです。この中で家族介護教室の参加者数や博物館入館者数などが、新型コロナウイルスの影響により未達成となったことを受け、委員からは、「昨年度でこれだけの影響があるならば、今年度は新型コロナウイルスの影響を見据えた指標の見直しを検討してもいいのではないか」といった意見が出されていました。これに対し、市は「これまで、基本的には変更しないという方針で進めてきたが、不測の事態が発生したということで指標の考え方を検討していきたい」と答えていました。また、達成した中学校標準学力検査偏差値について、委員から「目標値が低いのではないか。偏差値50に近づくような年度別の目標を掲げてもいいのでは」といった意見が出され、市は、「関係機関に聞き取りをしながら目標値の設定の仕方を検討していきたい」と答えていました。このほか、遠野高校・緑峰高校が統合計画の対象から除外されたことや、今年度の岩手県知事への要望の概要などについても報告されました。なお、まちづくり指標については、今月25日の議員全員協議会で報告された後、来月に市のホームページなどで市民に公開されるということです。

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