2020年8月4日放送

遠野市・遠野市議会岩手県知事への統一要望

岩手県知事への統一要望として、遠野市と遠野市議会が先週金曜日(7月31日)、今年度の要望書を県に提出しました。県では、市町村が抱える課題について状況を把握し来年度の予算編成などに役立てようと、毎年この時期に要望を受けています。この日は本田市長と浅沼議長から県の佐々木隆県南広域振興局長に要望書が手渡されました要望内容は、14項目30件で構成され、新規が15件、継続が15件となっています。このうち、少人数学級の導入と教員定数の確保などを求める内容が盛り込まれた「高校教育の岩手モデルの実現について」佐々木局長は、「高等学校における少人数学級の導入には教職員定数の充実が必要で、教職員定数改善計画の早期策定を国に要望してきている」と説明した上で、「今後も国への要望などを行いながら教職員体制の充実に取り組んでいく」と応じました。また、県外入学生の受け入れの充実に向けて佐々木局長は、県外生が安心して高校生活を送ることができ、卒業後に地域の将来を担う人材や県外から岩手を応援する人材になるよう、今後の入学生の状況をふまえながら自主方針の見直しを検討していくことなどを伝えていました。本田市長と浅沼議長は要望の総括として、「単なるおねだりではないということを受け止めていただきたい。今後もともに連携をとり課題を共有しながら、ご協力とご指導いただきたい」などと考えを伝えました。このあとの意見交換の場では、出席していた市議会の各常任委員長からもそれぞれ思いが伝えられ、県は遠野市が抱える課題についてより一層理解を深めていた様子でした。なお、要望に対する県の回答については、評価を加えた上で後日、遠野市に示されることになっています。

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